Monday, 2 December 2013

4.歴史上の人物に敬称、ま、さん、ですが、をつけるべきか?

to be or not to be.
that is the question.


Ⅰ:ちなみに明石散人さんの「東洲斎写楽はもういない」(佐々木幹雄さんとの共著です)を読んで以来、僕のなかで写楽は斎藤十郎兵衛さん確定です


でですね、これは対談というよりも共著でした。
高橋克彦さんと明石散人さんの「日本史鑑定」。

でですね、「日本の歴史を大きく二つにわけると縄文と弥生で、現代は弥生時代ですからね」
これは高橋さんのご発言でした。

でですね、これは、まあいつもそうなんですが、「日本史鑑定」からの僕の手前勝手な抜き出し・省略引用になります。

だから、結果、僕が"白"を"黒"だと変えてしまっている危険はあります。
"無色"にしてしまっている危険もあります。
僕が何かから引用する場合、常にあります。


をふまえまして、まず明石さんの以下のご発言があり。


シーボルトの「日本」なんかを読むと、初代将軍が頼朝で、足利尊氏は十二代、信長は二十七代、秀吉二十九代というふうにずーっと繋がっている。
(彼が日本にいた頃の将軍)徳川家斉四十二代まで分岐がないんです。

欧米人の分岐から行くと(略)室町時代も鎌倉時代も無いんですよ。
江戸時代もなくてすべてひっくるめて「将軍の時代」になってしまう。

日本人というのは(略)細かく分けていって文化をいつも認識していたんだろう。
その端的な例が鎌倉・室町・江戸という分岐の仕方なんだと思います。

江戸時代と室町時代とどこが違うんだと言われると、それは明確にはわからないけど、この分岐によって誰もが何となく室町と江戸の違いがわかる。

いろいろな意味で、文化でも美術でも分岐点は何かというものを探っていくと、日本的なものを浮かび上がらせるのは、それほど難しいことじゃないんだろうと思います。



それを受けての高橋さんが。


そういわれてみると、本当にあれは誰が作った時代区分なんだろうね。
まあ例えば時代区分が首都であるということで簡単に括るんであれば、明治も大正も昭和も平成も東京時代ではあるんだものね。

そういえば首都じゃないのに安土桃山というのもありますね。
大きな括り方で言えば、縄文時代と弥生時代だけで、今も弥生時代なわけですからね。


という話のながれでした。
で、さらに話は明石さんの。


そうなんですよ。
でも日本人は細かく分ける・・・。


と続きます。



・・・ということは、前回、僕がふと思いついた、"まず縄文時代があって、んで昭和二十年までが弥生時代で、んでそこからン百年が原子力時代でした、みたいな大きな区切り"。

たとえ今から千年後の日本国であったとしても、その「日本の歴史」の教科書であったとしても、そこが日本国である限り、そのような大きな区切りをすることはありえないか・・・。


では今から五千年後の日本国の「日本の歴史」教科書ではどうだ!!
いいかげんざっくりいかんとめんどくさいのではないか!?
受験生もおっつかんさ!!




Ⅱ:引用


で、日本の歴史の時代区分について、高橋さんがこのような疑問を。


今まで(略)疑問を思ったことが無かったんだけど、江戸時代の人たちは奈良時代をなんと呼んでいたんでしょうね。
天皇の名前で呼んでいるだけでしょうかね。

だって推古帝の御世とかいったって、当時の人は歴史なんか全然習っていないからわからないですよね。
江戸時代のなかだって、例えば天保年間の人間達が、元禄の世とかぐらいは言ったかも知れないけど、寛政の時代とか言っていたんでしょうかね。
でも一応区分がないと困るだろうし。


で、もういろいろ端折って、本当にピンポイントで引用させてもらいますが、『そうなんですよ。でも日本人は細かく分ける・・・』の後に、明石さんがこうおっしゃられています。


なぜ今を弥生時代だと言う度胸がないんでしょうね、その度胸があっても良いじゃないですか、僕らは在野なんだから。


で、思うんですが。

もちろん↑の"引用"もそうなんですけど、"引用"ってほんとこれ危険ですよね。
危険つうか失礼っつうか難しいっつうか。

なんつうんでしょう、「みなさん!!聞いてください!!読んでください!!Ⅹにこんなん書いてありました!!」と僕が身勝手にⅩからある部分を抜き出し、それを身勝手に不特定多数の人たちにいかにもそれがⅩが導き出した結論、たどり着いた意見のように提示すると。

でもそれはⅩにとって起承転結の"結"ではなく、起承転結の"起"でしかなかった、"転"でしかなかった。もしかしたらそれですらまだなかった。それをⅩとは赤の他人の僕が「これがⅩの"結"だ」として、これまた赤の他人な人々に触れ回る凶悪な暴力性。

は流石に大げさだとおもいます。でも他人(ひと・と読んでね)は知りませんが、僕がおこなう"引用"には間違いなくこういう性質は多少なりとも含まれているとおもうので、そこもふまえて僕の"引用"は読んでください。

ええこれからもがんがんⅩから"引用"しまくるとおもいます。

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