Friday 25 October 2013

さて、どうしましょうかね

Ⅰ:イメージ先行逃げ切りタイプ

例によってフワフワした話ですが。

犬好きな人は「つくされたい」
猫好きな人は「つくしたい」

この分類の真実やいかに?
また、そうであるならば両方好きな人、両方とも駄目な人、この人達はどうなるのか?

謎は深まるばかりです。


さて、ちょっと昭和の匂いがする商店街のはずれ、いつも何気なく行き来してた狭い道。
そこが昔の某重大事件の現場となった場所だとわかってびっくり。
60年という過ぎ去った過去を考慮にいれても、ここで凄惨な事件があったとはとても思えない。

ありふれた風景。
永遠に続きそうな、あたりまえに流れる時間。

でも、当時だってそうなんですよね。

よっぽど天候不順でもない限り、事件発生当時、暗雲なんてたちこめてなかっただろうし、オドロオドロシイBGMが流れてたわけもない。

今日と同じような、当時のありふれた、永遠に続きそうないつもとかわらぬいつもの午後にその事件はおこったんですよね。

ありふれた風景、ありふれた時間の隙間に忍び込むモノはなんでしょう?

...と、ここまで書いたら足を蚊にさされました。かゆいです。蚊はいつごろいなくなってくれるのでしょう。
非常に迷惑です。


で、話を戻して

じつは戻りません。また話が飛びます。


よく、自分が認識している世界と他人が認識している世界は実は違っているつう話ありますよね。
それこそ同じネコを見ても、僕が認識しているネコと他人が認識しているネコはまったく違う。
同じ青色でも、僕が認識している青と他人が認識している青は違う。

まあこれは、頭の遊びの与太話でしょうね。


でも考えてみたら、何でもそうか?
他人と全く重なり合うことなんて何がある?

文章だって、同じ文章を読んだところで自分と違う解釈をする人なんて山ほどいる。
行動だって、自分とは違う受け止め方をする人なんて山ほどいる。

世界は誤解をする。

お前らに何がわかる?

俺に何がわかる?


なんてな。




Ⅱ:コスモス

コスモス(秋桜)

花言葉は「少女の純真」「真心」(だそうです)。
さて、ちょうど今頃、そんな花言葉を人が奉げたくなるような可憐な花を咲かせている頃でしょうかね、もう散ってしまいましたかね、どうですかね。

ところでコスモスというと、僕は花以外にもう一つ連想するものがあります。

それはコスモス(宇宙)

無限にひろがる大宇宙ってやつです。
カール・セーガンさんて人が宇宙の神秘についてお書きになった「コスモス」って本が連想もとなんですけど。

あの小さく可愛らしい花と果てしのない宇宙を繋ぐ言葉「コスモス」
そこにはどんな”世界の真理”が隠されているのであろうか!!

いやぁ思索の秋だなぁ~


しかしひさしぶりに熟睡して、空を見上げると雲ひとつない空。
空気もほどよくひんやりとして気持ちがいい朝です。

と、どこでしょう?遠くの方でサイレンの音。
事件?事故?大した事ないといいんですが。

「天上の青」という言葉が頭に浮かびます。

曽野綾子さんの小説に出てくる朝顔の名でしたか。




Ⅲ:ピピピピピ パパパパパ ヒョワワワワ 

そりゃね。やっぱりね。買いますよね。怪獣LOVEな僕ならね。

東宝特撮映画DVDコレクション第3号「三大怪獣 地球最大の決戦」
宇宙怪獣(キングギドラ)地球を大襲撃!ゴジラ・ラドン・モスラと世紀の怪獣戦争!

ん~プリントちょっと痛みすぎじゃないかい?まあ、画像ひど過ぎて観てられないってほどじゃないけど。あと随分ざっくりした編集が行われていますな。

え~と、「モスラ対ゴジラ」の公開が昭和39年の4月29日、宇宙大怪獣「ドゴラ」が同8月11日、で「三大怪獣 地球最大の決戦」が同12月20日公開と。
GW、夏休み、お正月。撮影スケジュールきつかったのかな?

おっと、今回はちょっとネガティブ感想先行ですな。
ま、つうても、何は無くてもひとたびピピピピピ、パパパパパと怪奇音と共に飛来するキングギドラさんを見てしまうと胸もトキメクってもんですけどね。
今回は正義の味方気味な役割のせいか、クリッとして可愛らしい目をしたゴジラさんとラドンさんはちょっとアレですが。

そうそう、怪奇音といえばこの頃の特撮やアニメって結構テルミン(だよね)のヒョワワワワ~って音、頻繁に使われてますよね。



もひとつそうそう、とあるエピソードの確認のために本棚から黒澤さん関連の本をひっぱり出してたら、初期ゴジラの監督(もちろん今回も)として名高い本多猪四郎さんの名前を発見。

黒澤さん、映画「羅生門」のシナリオ(第一稿?)を橋本忍さんと一緒に書いて、で「こういうのは通用するかな?」と本多猪四郎さんに見せたところ「おもしろいじゃないか、やれよやれよ」と言われたので「羅生門」を撮ったそうです。




Ⅳ:20世紀の神話

まあ異論は多々あるでしょうが、ロックでは結構、~年代な区分けで話をすることも多いんです。
50年代のロック、60年代のロック、70年代のロック、みたいな。

プレスリー、ビートルズ、ツェッペリンてなイメージでしょうか。

つうてももちろん現実がそんなはっきりくっきり10年ごとに様変わりするわけもなく、実際はアングラ・オバグラ、それは混沌の中に複雑にからまってて、こんな区分けはあくまで話をわかりやすくするための方便だとも思います。


が、今日、東宝特撮映画DVDコレクション第13号「怪獣大戦争」(昭和40年12月19日公開)を観て、「東宝特撮映画、魔法の昭和30年代は終わった」と強く思ってしまいました。

いえ、面白いんです。面白いんですが、前年昭和39年12月公開の「三大怪獣 地球最大の決戦」で地球を滅ぼさんと突如襲来した宇宙怪獣キングギドラ氏の圧倒的な暴力・破壊に対抗するため、長いこと血みどろの闘争を繰りひろげてきた人類とゴジラさんたち地球怪獣が歴史的和解。地球の生物が種を越えて分かり合ったというラストで昭和29年の「ゴジラ」以来の人と怪獣たちの怨讐の円環は閉じた気もします。

当時の世界情勢、イデオロギーの違い、キューバ危機もついこないだ、学生運動、革命、樺美智子さんが不幸な亡くなり方をされたのもついこないだ。

なんとなく、ぼんやりと、イデオロギーや立場を超え「人は分かり合える」というメッセージを伝えたかったのかなぁという気もします。

分かり合うためにはキングギドラという”地球の敵”を必要としましたが。

もちろん今作「怪獣大戦争」もおもしろいんです。ただ、ここから新たなスタートだと思ったほうがいいというか。





Ⅴ:漱石の思ひ出

夏目は狂った。

司馬遼太郎さんのご本で読んだんだと思うんですが、文部省の命により"英文学研究ノタメ"英国に留学中の夏目漱石さんについて、日本の文部省内でそう囁かれていたつう話がありませんでしたか。

時代は日露戦争へと、様々な人々の意思のベクトルがその一点を目指し集約していってる時期。
まだまだ黄色人種への偏見が強かった頃、そしてそれに対して反抗するにしろ屈服するにしろ自らがそれを強く意識せざる得なかった頃、西洋に国の命を受け留学していた人達それぞれの「日本」の重さはいかばかりだったのでしょう?


それはやっぱり感受性は人それぞれ、重さも人それぞれだったのでしょうな。


おう、話が終わってもうた。


え~漱石さんの奥さんの鏡子さんが書いた(口述でしたか)「漱石の思ひ出」という本があります。
漱石さんとの出会いからその死までを妻の視点で回想されたもので、非常に面白い本です。

ところで鏡子さん、一部では凄い"悪妻"との評価を確立しています。
つうか確立しているらしいです。僕はよくしりません。
だって僕は人生で「夏目の妻の鏡子は悪妻だ!!」と悪態をついている人に会ったことも見かけたこともないので。

で、いろいろソノアタリを読んで知識を仕入れたトコによると、鏡子さんの生来の勝気な性格にもその原因の一端があるらしいですが、それよりも、というかなによりも、この「漱石の思ひ出」の中にあまりにもあからさまに漱石さんの日常を書いてしまっていることがその一番の原因みたいです。

漱石さん、自宅の隣の家の二階にすんでいた学生さんが自分を監視していると思い込み「おい!お前が俺を監視しているのはわかってるんだぞ!」「見え見えだ!」みたいなことを大声で怒鳴っていたみたいな話もあったと思います。
あと、自分や子供達への理不尽な暴力とか。

「あの女は事実を自分に都合がいいように解釈し、漱石だけを悪者にしている」
「女の言うことだ、そもそも事実無根なんじゃないのか」

でも僕はこの物凄いエピソード満載の「漱石の思ひ出」をどう読んでも、鏡子さんに夫を貶めようとする意図があったとは思えません。
意図がなくても結果として貶めてるんだ、つう見方もあるでしょうが、僕の感性でははその見方はとれません。

鏡子さんの漱石さんへの愛は感じましたが。

それに「漱石の思ひ出」に書かれた「事実」が、その「事実」としてすべて正しいとしても、夏目漱石の永遠は何もかわりません。





Ⅵ:おや?

いえね、昨日ね、ジャガイモを茹でて食べたらね、まだ芯?が残ってたわけさ。だからね、今日はね、そうはさせじと昨日より長めに強火で茹でたわけさ、そしてね「もういいべ」とフタを開けたらね。

いないんすわ。

ジャガイモさんが何処にもいないんすわ。
皮だけを残して忽然と姿を消してしまったんすわ。

もう『料理サスペンス。湯けむりに消えたジャガイモ。残された皮に浮かぶ北海道・九州・東京を結ぶ謎のルート!剥いては消える玉葱の呪い?追跡の果てに見た、悲しき恋の結末とは!?』みたいな感じなんすわ。

そういえばあったねぇ「煮崩れ」つう言葉が世の中には。つうか、いつも僕が作るカレーの末路がそうじゃないか。いや~まいった×2。そうですか。崩れちゃいましたか。でも、もうちょっと頑張れなかったかな?いや、別に君を責めてるわけじゃないさ。でも、もうちょっと頑張れなかったのかな?やっぱり今時の子は少々根性が足りないのかな?いや、別に君を責めてるわけじゃないさ。←と、このように責任転嫁をしながら人は生きていくわけだね


「ジャガイモを茹ですぎると崩れて消えてなくなる」

なるほどね、人間は失敗を糧に成長していくものだからね、また一つ賢くなってしまったね。
この調子でいくと、この生を終えるころにはどれだけ賢くなっているんだろうね。
ほんと楽しみですな。あの世に行ったら、この世で身に着けた知識でブイブイいわせようかね。
「雨で中まで濡れた靴の中には新聞紙を詰めとけば、水分吸ってくれていいんだぞ」とかね。


ちなみに皮だけ残して失踪したジャガイモは三個茹でたうちで一番小さい奴です。
残りの二つは美味しくいただきました。




Ⅶ:はらいそ

月日は百代の過客にして行き交う年もまた旅人なのか?
はたまた、行く川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらずなのか?
僕にはまったくわかりません。
そこらへんは、とりあえずこの生を終えたらゆっくり検証しましょ。はい。


さて、いきなりですが島原の乱。
この時期、とりあえず何の関係もないとは思うんですが、ある曲を聴いてたら急に頭に浮かんだんで・・・

ま、僕はイメージ先行逃げ切りタイプだし。

この乱は、島原領主松倉勝家の領民に対するあまりにも品性下劣すぎる対応で起こった切支丹一揆ですね。

でも

そこには西方の異文明の侵略に対する警戒としての切支丹禁教という国是があったのも事実です。
西方による世界侵略があったのも事実です。
当時の日本人の支配層視点でね。


それに、もちろんこの乱は切支丹一揆という側面が強いですが、そう単純化できるものでもなく、もともとこの地を支配していて今は野に下った旧支配層(殿様は切支丹大名ですけどね)によるこの騒乱を利用しての、あわよくば失地回復という面もあるみたいです。
どうも結構な人数の切支丹でもなんでもない農民の人達が無理やりこの乱に参加させられてるみたいでもあります。
参加を断わると殺されちゃったり。


んで、ここでいろいろはしょりまして


そんなこんなで四万人近い老若男女が、旧領主の居城だった島原、原城址にあつまり立て篭もりました。
基本、みんな現領主の苛斂誅求に追い詰められてあつまりました。

内心、天上の楽園"はらいそ"を夢見て、失地回復の野望に燃えて、いやいやながら脅され絶望の中で、あつまりました。

最初は虐げられたまりにたまったエネルギーと、練った計画、体制側の不備などにより連戦連勝。
「これはいけるかも!!」と夢や希望を持った人も結構いたかもしれません。

しかし、そうそう上手くいくものではありません。

最初は後手にまわっていた幕府側でしたが、九州各地の大名に檄を飛ばし体勢を整え反撃開始。
結局、この原城は13万人近い幕府軍に包囲されてしまいます。あげくに幕府から依頼を受けた、自分達に加勢してくれるかもしれないと淡い期待もしてたオランダ船からも原城は砲撃を受ける始末。
現実はあくまで冷酷ですね。しだいに追い詰められていきます。

そんな絶望の日々の中、みんな毎日神様に祈ってたと思います。
祈る神様はそれぞれでしょうけど・・・


でも当然、僕たちの現実がそうであるように、一切、なんの奇跡も起こらず、四ヶ月ほどで立て篭もった原城は陥落。
もちろん運良く逃れることができた人たちも中にはいるのでしょうが、見せしめの為もあってか基本皆殺し、立て篭もった四万人近い人達の中で生き残ったのは幕府側に内通した一人だけだとも言われています。


ま、わかんないんですけどね。
過ぎてしまえばこの人たちの夢も希望も野望も絶望も全ては夢幻ですよね。
それこそ、月日は百代の過客にして~ですか。
行く川の流れは絶えずして~ですか。


でも、みなさんつらかったですよね。きつかったですよね。こわかったですよね。いたかったですよね。

おつかれさまです。

ゆっくり休んでくださいね。





Ⅷ:天使 

久しぶりに気持ちのいい朝日をあびて、ぼんやりと目を覚ますと沢山の白い羽が舞っている。
眩しい朝日をあびてキラキラと舞っている。
俺、寝ぼけてる?とも思ったけど、やっぱり舞っている。

おお!ついに我が家に天使が舞い降りたのか!?

と、思ったら、あれですわ、昨夜Gジャン着たまま寝ちゃったら(ズボラですいません)、多分それのポッケの何かが羽毛布団を破いちゃって、中の羽毛がなかなかどうしての規模で部屋中舞っちゃってますわ。

つうかとりあえず僕が羽毛まみれですわ。どえらい天使の祝福をうけちゃってますわ。

さて、どうしましょうかね。

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