Thursday 31 October 2013

love letters

Ⅰ:越路吹雪さんが好き

「最初は友達としか思ってなかったんだけどさ、お前の存在が俺の中でどれほど大きくて、大切なものか気づいたんだ」

という話ではなく、越路吹雪さん。
好きです。自分にびっくりです。こんなに好きになるなんて~です。
もちろん、名前はしってましたし「愛の賛歌」とか「ラストダンスは私に」とかも知ってました。

しかしこんなにヘビーローテーションで聴くようになるとは。(有名ドコロ10曲くらいですが)
もともと「Save the Last Dance for Me」とか原曲のポップスが大好きってのもあるとは思うんです。
でもそれだけじゃなく、「人生は過ぎゆく」とかでの女の情念とか哀切をギュワっと凝縮したかのような声を聴いた瞬間もう、やられた~!!なんです。

が~ん!!てくるんです。

で、ここで、妙な方向に発想が

小学校4年生くらいの時って夏のキャンプとか行くと、夜は必ず子供だけで「お前、誰が好きなんだよ。教えろよぉ」みたいな話になりませんでした?「絶対にいわないからさぁ。ここだけだから教えろよぉ」と。
それで押しに負けてしゃべると、次の日にはもう参加した子供全員が知っていると。好きな女の子がいたらその子も。
「絶対にいわないって言ったじゃないかよぉ」と涙声で怒っても後のまつりと。

ただ、あれってわかってんですよね。教えたら絶対しゃべるって。
俺は言ったことも言われたこともあるけど、そりゃねぇ、ンなこと聞いたらね、しゃべりますよ。おもしろいもん。
だから俺も「絶対に言うなよ。俺が好きなのは...」といいつつも、明日には言われるのはわかってんですよね。ちゃんと心の中で。それでもしゃべってしまう。しゃべらざるをえない、おかしな情熱がある。

やっぱり「愛こそ燃える火」だからか?

というオチでした。





Ⅱ:うまかっちゃんが好き

即席ラーメンのうまかっちゃん(とんこつ)が好きです。

最初に貴方に逢ったのは何時の事だったでしょう。
気づいたときには、すでに貴方は私の心の中にいました。

貴方なしでは生きていけない。
貴方と共に人生を歩んでいくのだ。
そのことに、なんの疑問も抱いていませんでした。
あくまでも私達の未来は明るく、真夏の太陽のように光り輝いていると感じていました。

でも...

私にも非はあります。
ある時を境に故郷を離れ、遠い異郷の地で暮らすことを選んだのですから。

しかし,そんなことで私達の関係が終わってしまうとは、とても思えなかったのです。
そう、私は世間知らずの子供でした。

異郷の地での最初の夜は不安なものです。
そんな不安からでしょうか?私は貴方に逢いたい気持ちを抑えがたく、気づけばスーパーへと足を向けていました。

しかし、いないのです。貴方がいないのです。
このスーパーだけかと思い、見知らぬ街を貴方を求めて彷徨い歩きました。
しかし何処にも貴方はいませんでした。
貴方が故郷の地を離れられない身であると知ったのはその時です。

貴方は私の前から消えてしまいました。



しかし、異郷での生活にも慣れ、新しい友人もでき、今までとは違う世界が広がるにつれ、貴方のことを思い出す事もだんだん少なくなっていきました。
もう貴方のことは忘れられる。新しい人生を生きていける。そう感じるようにもなってきていたのです。
そう、あの日がくるまでは。

眩くもせつない記憶の欠片...

ダイエーの特売品コーナーで貴方を見つけたとき、私がどれほどうれしかったか貴方にわかりますか?

もう、はなさない。
そんな思いで私はカートに貴方をいれました。

でも、そんな私を嘲笑うかのように、貴方はたまにしか逢いにきてはくれませんでしたね。
でもそれでもよかったんです。
逢いに来てくれるならそれでよかったんです。

貴方が悦んでくれるなら、いくらお金を使っても、それでよかったんです。

しかし、それももう過去の話
いつからか貴方は完全に私の前から消えてしまった。

人生で一度失ったものを、二度失うのはつらいことです。

それからというもの、私がどれだけ貴方のことを想い、身悶えする夜を過ごしてきたかわかりますか?

涙も枯れた季節をかさねてきたかわかりますか?

もういい。いつ来てくれるかもわからない貴方のことなんか、もう忘れよう。
何度もそう思いました。
貴方を忘れたい...
その一心で、チャルメラとんこつ味やサッポロ一番とんこつ味などに身をゆだねた夜もあります...

私も生身の人間です。
どちらの殿方もそれは素晴らしく、恍惚の中に忘我の時間をすごすことがあったことも否定しません。

でも駄目なんです。
貴方じゃなきゃ駄目なんです。

貴方のまるで、縮れた陰・・・
もとい天女の羽衣を縫うための天の糸のようなキラキラとかがやく麺。
福島出身の友達に「足の裏の匂い」とまでいわれたセクシーで危険なスープの香。
口の中に入れたときの、豊潤で力強くデリシャスでスゥィートな食感。

貴方じゃなきゃだめなんです。

おねがい帰ってきて。


突然ですが、ここでネットで「うまかっちゃん」検索。

はい、普通に通販で買えますね。




Ⅲ:公園が好き

公園が好き。だだっ広い公園が。
もう一面に広がる芝生をみたら、たまらず子犬のように駆け出して走り回りたい。



いいオッサンがそんなことしたら確実に不審者待遇なので我慢×2

だから砧公園とか光が丘公園とか好き。
そういえば戦後の一時期両方とも米軍に接収されていましたっけ?どうでしたか?

石神井公園とか井の頭公園も好き。
石神井公園は特に三宝寺池のほうが好き。
歌川広重の描く浮世絵の中に紛れ込んだような錯覚に一瞬落ちることがあるから好き。

広重は石神井は描いてないのかな?
井の頭公園の井の頭弁天は描いてたと思ったけど。



Ⅳ:が~ん!!

僕がdavid bowieさんのアルバムで一番好きなのは間違いなく「aladdin sane」ですが、一番聴いたのはたぶん「stationtostation」か「young americans」

と思わせて、「stage」だと思います

が、ずっと廃盤になっていた「stage」が再発された時、曲数が増えたのはいいんですが・・・

ま、コンプリートではないにせよ、実際のコンサートのセットリストに沿った曲順でってことでアルバムの曲順が変更になり、"warszawa"で始まりそのまま"heroes"とたたみかけるのもいいんですが・・・

が、初めてこのレコードに針を落として一曲目の"hang onto yourself"のイントロが鳴った瞬間、もうほんとにその瞬間の衝撃が忘れられない僕としては、やっぱりちょっぴり何となく残念です

だって、あの時、あの瞬間の衝撃に匹敵する衝撃は人生そうそうないので


そうなんです、僕は衝撃好きなんです

出会い頭勝負な男なんです


が~ん!!てきたいんです


やられた~!!てきたいんです


いかれた~!!てきたいんです


「最初は友達としか思ってなかったんだけどさ、お前の存在が俺の中でどれほど大きくて、大切なものか気づいたんだ」

もうこれなんのことやら僕にはまったくわからないんです


僕はが~ん!!てくるんです




Ⅴ:creep

忍夜恋曲者(しのびよるこいはくせもの)
平将門さんの娘さん、滝夜叉姫のお話でしたか。

曲者なのは恋ですか?
突然、脈絡なくあらわれる異性(同性でも可)ですか?
心の隙間ですか?

忍夜(しのびよる)曲者。
気づいた時にはもう遅い。


さて

このコーヒーにクリープを入れるべきか?入れざるべきか?


to be or not to be, that is the question.

(注:このcreepはもちろんレディオヘッドの曲名に由来していますが、最初、このcreepとコーヒーに入れるクリームを本気で混同していました・2013/10/30)



Ⅵ:忍夜恋

おや?

ⅣとⅤで思いっきり真逆なコト書いとらんか?と自分でも思いましたが、"突然、脈絡なくあらわれる"つうことで。
が~ん!!とくるということで。

結局言ってることは同じなんだね。
つうことにしようではありませんか。



そうそう、そういえば双子座。
子供のころから何か「ジェミニ」って響きが好きで、ぼんやりとうらやましかった。





Ⅶ:朧月夜

もう春ではないけれど今夜は朧な月夜の感じがいたします。

千年前の人達も、たぶん千年後の人達も、変わることなくみるだろう、朧な月夜な感じでございます。

で、武満徹さんがもう小さすぎてとても聴こえない、聴こえるはずがない音を「いや、聴こえる、絶対に聴こえるはずだ」と仰ってた~みたいなドキュメンタリーをホゲーとみてました。

でも、喋ってないコトが聞こえたり、書いてないコトが読めたりするんだから、聴こえない音が聴こえても別に不思議はないんじゃなかろうか。





Ⅷ:東京物語

ひさかたぶりに引っ越す前に住んでたあたりにいってみたとです
つうてもソコは今住んでるトコから徒歩20分くらいしかはなれとらんとです

しかも、ひさかたぶりっつうても一ヶ月くらいです
そりゃその辺通ることもあるとです

当然何も変わらんとです
気持ち涼しくなったくらいとです


でもちょびっと

ほんとうにちょびっと

なんとなくせつないね





Ⅷ:愛の賛歌

今後、俺の人生がいかなることになろうとも、一生、死ぬまで、死んでも、来世でコケとミジンコになっても、愛し続けます。

No comments:

Post a Comment