Thursday 28 November 2013

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(注:文章の入れ替えをおこなってますが、これを最初にアップしたのは2010年12月31日。まとめはここまでです・2013/11/27)


Ⅰ:blue moon

夜が明けちゃってるのに、帰りそこねちゃったお月様っつうのもいいもんです。
恥ずかしそうにちょっと空の青に溶け込んじゃったりして。



Ⅱ:人生バケラッタ

僕は次男坊です。いえ、末っ子です。どうしようもなく末っ子です。

したがって、
あらゆる分野で他人に甘えるのが大好きです。
あらゆる分野で他人に甘えられるのが大嫌いです。

も~ひどいもんです。
ひどいだけあって、僕にバケラッタさせてくれる相手を見つける才能は我ながらすごいんです。
それが年上だろうが、同い年だろうが、年下だろうが、バケラッタさせてくれる相手を見つけてはさんざんバケラッタしちゃうんです。

も~ホントにバケラッタなんです。

正直、言葉を話すこともまどろっこしいんです。

①バケラッタ↗
②バケラッタ→
③バケラッタ↘

と語尾の上げ下げ三種類だけですべてを済ませたいんです。

それはさすがに無理か。
残念。

③バケラッタ↘



Ⅲ:桜の花だ

もともとBSで放送された番組なんですかね。東京近辺だけかもしれませんが、昨日の深夜というか今日(20100311)の早朝というかに「魯山人誕生」つう番組をやってたんで、録画して寝起きに観ました。

ほ~魯山人さん没後50年なんですね。まったく知りませんでした。
ちなみに僕は魯山人さんのお作を実際にみたことはなく、魯山人さんが折にふれ味道について書き残された「魯山人味道」を読んだことがあるくらいです。

で、僕の読みが浅いんでしょうけど、内容は至極あたりまえなことが書いてあるんですね、何十年も後の世界を生きている僕にもわかりやすい平易な文章で。
もう書いてある内容を深読みとかする必要も無い、書いてあるそのままを受け止めればいい、表だけの素直な文章な気が僕はするんですね。

でも、これって凄くないですかね。
変にゴテゴテ文章を飾りつけたり、わざとぼかして、読み手がどうとでも取れるような余白(逃げですな)を作ったり、とか一切ないんですね。すべてについて言い切るんです。相対化はしない。もちろん「北大路魯山人」という看板を掲げて。

もちろんそれが良い悪いではなく、魯山人さんの視点、それ”のみ”が正解というわけではなく、「美」に向き合う姿勢としてはやっぱり凄いな~と。己の「美」に対する絶対的な確信があったんだな~と。

↑現在、余白鋭意製作中




Ⅳ:夜とピストル

夜中に昨日録画しといた「死刑囚・永山則夫-獄中28年間の対話」をぼんやりと見だしちゃったら結局最後まで。寝たのは三時過ぎ。現在、チョイと眠いでありんす。
番組の内容にも引き込まれたけど、一番印象深いのは永山則夫さんの「目」かな。
もちろん写真だけど、犯行当時(かな?)のこの世界のすべてを拒絶している「目」と何時撮られたかは判んないけど獄中で撮られただろう本当に優しくて穏やかな「目」。
ま、そもそもこの番組を制作した人がそこンところの対比を際立たせようつう演出をしていると思うので、思いっきりその印象操作に乗っかっちゃったかな?つう感じも無きにしもあらずですが。
 
こういうのも軽い洗脳つうのかね。

しかし、別にその二枚の写真自体が偽造されたもんじゃないからね(だよね?)。その洗脳、こっちから乗っかったりましょ。確かに貴方達(製作者サイドね)がその「目」に込めたメッセージは伝わりましたよ。

とは言えるわけありませんな。でも貴方達がその「目」に「何か」をこめたということは伝わりましたよ。僕は僕なりにその「何か」を感じとりました。

が、永山さんが何の罪もない四人の人の命を理不尽に奪った事実は事実。
この方たちはもう何も語れない。

「罪と罰」。難しい問題でございます。


も一つ印象深かったのは、獄中の永山さんと結婚された和美さんが自ら語られたご自身の絶望。
アメリカ統治下の沖縄でフィリピン人の父と日本人の母との間にハーフの子として生まれ、フィリピン人の父はすぐいなくなり、日本人の母親が自分の戸籍に和美さんを入れなかったため戸籍もなく、苦しい貧困と絶望の中で自分を棄てた親を殺してやろうと心に決めた事。

でもその時頭の中に浮かんだのは、小さい頃自分を育ててくれたお婆ちゃんのコト。
自分を抱きしめてくれたお婆ちゃんのにおい。
このお婆ちゃんの記憶があったため、自分は銃の引き金を引かずにすんだと。


誰だって何かしら世界にむけて銃口をむける夜はあると思います。
その引き金をひかせない「何か」はなんでしょう?




Ⅴ:Telling Lies

黒澤明さんの映画「羅生門」など数々の日本を代表する映画の撮影を担当したことでしられるカメラマン宮川一夫さん。

その宮川さんが撮影を担当した(監督も?)CMが、トリス ウイスキー 「雨と子犬」篇です。

このCMを見ると不思議な懐かしさを覚えます
それは、今でも何処かにあるのかもしれないし、当時から何処にもなかったのかもしれない世界。
見知らぬ街なのに、懐かしい街。
路地裏。炊き上がるご飯の香。懐かしい友達。交し合う「また明日」。駆けてく帰り道。
そんな心の原風景への郷愁なのかもしれません。

さて、出自は全く違うのですが僕に同じような郷愁を抱かせる曲があります。
それは、David Bowieさんの"Telling Lies" です。

僕にはこの曲を聴くたびに頭の中に浮かぶ風景があります。
それは「京都の秋」です。

僕は京都には行ったことはないのですが、それはこの際どうでもいいでしょう。
大切にすべきは「イメージ」です、はい。

曲を聴いてると確かに見えるんです。

嵐山でしょうか?嵐山でしょうね。行ったことないけど。
ま、いったこと「ある」とか「ない」とか些細なことはどうでもいいんです。
いちめんに広がる紅葉。
風に舞う枯葉。
長く続く石段をゆっくりとおりてくる日傘を差した和服の女性。
境内でじゃれる猫。枯葉を焼く煙。
仏像。

僕は本気でこの曲で京都観光のCMを作れば!と妄想したことあります。
もしくは京都を舞台にこの曲のPVを。

歌詞は無視ということで。




Ⅵ:親切

どうでもいいことですが、今までの人生、僕が「○○が好き」と言うと、「それは駄目だ、最低だ、と△△に書いてあったよ」「◇◇が言ってたよ」みたいに半笑いでご丁寧に教えてくれる親切な人がたまにいます。

が、僕は自分で見て、聴いて、読んで、感じて、好きになったので、別に△△に何と書いてあろうが、◇◇が何と言おうが、決して嫌いにはなりません。僕は自分の感性を信じます。当たり前ですね。

もちろん、△△に何と書いてあろうが、◇◇が何と言おうが、自分で見て、聴いて、読んで、感じて、いいと思わなかったら決して好きにはなりません。いいと思えば好きになります。僕は自分の感性を信じます。これまた当たり前ですね。

だいたい△△や◇◇も、そんな持たれかかられ方したら気持ち悪くないのかね。




Ⅶ:Lose Yourself
 
僕はネットではそれなりの節度ある応対はできていると思います。
一応大人ですから。
顔がみえないからこその礼儀はわきまえてるつもりです。

ただ現実の僕はそこまで反社会性を帯びた人格ではないと思いますが、それほど誉められた性格でもありません。

ときたま、ほんとにときたま、その相手が他人だろうが自分だろうがとんでもない破壊衝動に襲われることがあります。
肌が合わない相手には果てしなく嫌な野郎になることがあります。

ただ僕も生身の人間で現実を生きているので、それでもかまわないと思っています。
そうそう人の顔色ばかり伺ってはいられません。

僕は自分を肯定します。





Ⅸ:ニュールンベルグでささやいて

実はですね、と、いうほどのコトではまったくないんですけどね、と、もったいづけつつ、実はですね、僕はここ三年くらいシコシコと幕末・維新期の長崎切支丹の人たちのことを趣味で調べてるんですね。
もちろん図書館とかで関連の書物や資料をちょこちょこ読むくらいなんですけどね。

でも結局、そこがわかるためには当時の長崎の政治・経済・文化のことがわからなきゃいけないし、そこがわかるためには長崎という都市の成り立ちがわからなきゃいけないし、そこがわかるためには徳川幕府の組織の・・・みたいに泥縄式になっちゃって、現状「ありゃりゃりゃりゃ」てな感じなんですね。
そのうち「ビッグバンが正確に理解できていないと、幕末・維新期の長崎切支丹の人達のことは永遠にわからないよ」と言い出しかねない勢いなんですね。

今、僕の目の前には「英吉利人コルラインス儀、利喜太郎下男長之助を蹴付け、又は近辺かつ方江参り、不法およひ候を心憎く存、立出候途中二而~」と、幕末イギリス人殺人事件の判決文?のコピーがあるんですね。
明後日の方向に行きまくりなんですね。

つうても、まあ一応、幕末・維新期の長崎切支丹の人たちのことをここ何年か趣味で調べてるんですね。

だから、もう結構前ですよね、ネットで「沈黙」が映画化されるって記事を読んだ時、僕も「Hou!」と思ったんです。
もちろん僕の知識では「沈黙」が映画化されるということだけに反応し、正直、監督のこととかは「へ~外国の人がやるんだ~」「狐狸庵先生もやるね~」レベルだったんですが。


神は語らない。
神話をつくるのはあくまで人間の意志です。この僕の思いは変わりませんからね。
願望・欲望・絶望・希望、ささやくのは人間の意思です。


さて、どうなるか。

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